この度、ART OFFICE OZASAでは、個展「Rebecca Salter」を開催いたします。
レベッカ・ソルタ(Rebecca Salter)は、日本での約6年間の留学経験を持ち、現在は英ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツの学長を務めるイギリス出身の作家です。
1955年、英サセックスに生まれたレベッカは、ブリストル・ポリテクニック(現・西イングランド大学)を卒業後、20代半ばの頃に来日し、1979年から1981年までの2年間、京都市立芸術大学の研究生として学んでいます。日本滞在中には、版画家の黒崎彰に師事するなどして木版画を始めとする様々な日本の美について造詣を深めていき、約6年間に渡って、精力的に制作・発表を続けました。イギリスに帰国後も、世界各国で展示や滞在制作などの活動をする一方で、2001年、2006年には日本の木版画を題材とした著書も出版しています。
本展覧会では、レベッカの特徴でもある綿やリネンを用いたドローイング作品やペーパーワークなど10点余りを展示致します。今も尚、作家に多くの影響を与え続けている日本、最初に日本の美について学んだ京都の地で、レベッカの作品をご覧頂ける貴重な展覧会となります。
どうぞご高覧賜りますよう宜しくお願い申し上げます。