この度、ART OFFICE OZASA では、河口龍夫の個展「河口龍夫 <関係>の始まり」を開催いたします。
約半世紀前の1970年、河口は「京都アンデパンダン展」に「関係」と言うタイトルの作品を発表します。これ以降「関係」という言葉は、今日に至るまで様々な作品に登場し、河口の制作活動を知るうえで重要な言葉になっています。
今回の展示では、「関係」という言葉が使われた最初の作品である「京都アンデパンダン展」の出品票のコピー4枚からなる「関係」(1970年)を中心に、その前後の年に京都で発表された作品を展示いたします。
前年1969年に鴨川公園で開催された「野外造形‘69展」の出品作「位置」(1969年)、翌年1971年に「京都アンデパンダン展」に出品された「感光」(1971年)に加えて、1968年に制作された未発表作品「鏡の死 あるいはガラスになった鏡」の展示のほか、今回の展示の為に制作された新作「位置」(2018年)を発表いたします。
河口が1969年から1971年にかけて京都を舞台に発表した作品が約50年の歳月を経て再び京都で展示される大変貴重な機会となります。また初日には、河口龍夫氏、鷲田めるろ氏、牧口千夏氏による鼎談「<関係>の始まり」を開催いたしますので、ぜひお楽しみ下さい。
また本展にあわせ刊行するカタログに、鷲田めるろ氏に「メディアの成立条件を問うミニマルな作品」を寄稿して頂きました。そのテキストの一文を本プレスリリースの冒頭にてご紹介させていただきます。
今回、通常のカタログの他に新作のオリジナル作品「関係の関係」(2019年)の入った特装版カタログを限定50部で販売いたします。
どうぞご高覧賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
名 称 | 「河口龍夫 <関係>の始まり」
会 期 | 2019年2月16日(土)~2019年3月16日(土)
会 場 | ART OFFICE OZASA 京都市上京区竪門前町414 西陣産業会館207(西陣織会館西館)
時 間 | 火曜日~土曜日 午前11時~午後6時 日月祝祭休み
協 力 | 横田茂ギャラリー
《 オープニングトークイベント》
2019年2月16日 16時30分〜18時
《 鼎 談 河口龍夫+ 鷲田めるろ+ 牧口千夏 「河口龍夫 <関係>の始まり」》
<主な出品予定作品>
「鏡の死 あるいはガラスになった鏡」 1968年 未発表作品
「位置」1969年 野外造形’69展 出品作
「関係」1970年 京都アンデパンダン展 出品作
「感光」1971年 京都アンデパンダン展 出品作
<特装版カタログ>
新作オリジナル作品「関係の関係」(2019年)入り
限定50部
テキスト執筆:鷲田めるろ
販売価格:未定