企画展「装剣金工の明治時代」

ジャンル
  • 美術
  • 伝統
形 態
  • 展覧会
 日本刀に取り付けられた鐔(つば)・目貫(めぬき)・小柄(こづか)・笄(こうがい)などの刀装具は、太平の世といわれた江戸時代に装飾性が高まるとともに、多くの優れた装剣金工が登場します。鉄・金・銀・四分一(しぶいち)などの金属と高度な彫金技法でもって、花鳥風月や縁起物などの様々な題材が巧みに表現されました。
 しかし明治時代、武家政権は終わりを告げ、さらには明治9年(1876)の廃刀令施行により、装剣金工たちは決定的に需要を失います。彼らは、刀装具制作で培った彫金技術を活かして花瓶や香炉、装身具などといった新しいものづくりに挑戦します。多彩な金属を用いた高度な彫技は、世界に類を見ず、日本の金工作品は万国博覧会でも高い評価を得て、重要な輸出品となっていきました。
 本展では、苦難の時を経て明治時代を代表する彫金家となった加納夏雄(かのうなつお)、海野勝珉(うんのしょうみん)をはじめ、正阿弥勝義(しょうあみかつよし)、塚田秀鏡(つかだしゅうきょう)らの刀装具ほか金工作品を展示します。修練を重ねて作り出された名品の数々をどうぞご高覧下さい。

イベント情報

日時
2018年11月24日(土)~ 2019年2月17日(日)
10:00~17:00
月・火曜日(祝日は開館)、年末年始(12/25~1/2)
臨時休館あり
場所
[東山区]
清水三年坂美術館
京都市東山区清水三丁目337‐1

◆バス
JR京都駅、近鉄京都駅より
  ・市バス206号系統 「清水道」下車 徒歩7分 
  ・市バス100号系統 「清水道」下車 徒歩7分
京阪祇園四条駅より
  ・徒歩約20分
  ・市バス207号系統 「清水道」下車 
  ・京阪バス 「清水道」下車 
京阪清水五条駅より
  ・徒歩約20分
  ・市バス80号系統 「清水道」下車 徒歩7分
阪急河原町駅より
  ・徒歩約25分
  ・市バス207号系統 「清水道」下車 徒歩7分

◆タクシー
三年坂は土・日・休日の午前10:00~午後5:00の間、車両通行禁止のため、
曜日によって最寄りの下車の場所が異なります。
ご乗車の際に、以下の要領をお伝えいただくとスムーズです。
[平日(水・木・金)の場合]美術館前まで乗車可
  ・行き先:「清水三年坂美術館」もしくは「三年坂」
  ・行き方:東大路通から八坂通を東へ入り三年坂へ
  ・下 車:美術館前(タクシー進行方向左手にございます)
  ※ 桜や紅葉などのシーズン中は三年坂が大変混み合いますため、
   [土・日・休日の場合]と同様にお越しいただくことをお勧めします。
[土・日・休日の場合] 最寄りの場所で下車後、徒歩1分
  ・行き先:「三年坂」
  ・行き方:東大路通から高台寺南門通を東へ入り三年坂へ
  ・下 車:イノダコーヒ前 北へ徒歩1分(進行方向右手にございます)

◆車でお越しの方へ
当館に駐車場はございません。周辺の有料駐車場をご利用ください。
尚、三年坂は土・日・祝日の午前10:00~午後5:00の間、車両通行禁止となりますのでご注意ください。
料金
大人:800円
中・高・大学生:500円 ※必ず学生証をご提示ください。
小学生:300円
幼児:無料
※団体(20名以上)は20%割引
URL
http://www.sannenzaka-museum.co.jp
問合せ先
TEL:075-532-4270 FAX:075-532-4271
※内容は変更になる場合があります。詳細は各イベント主催者にお問い合わせください。
※チケットや申込みが必要なものは、売り切れあるいは定員に達している場合があります。ご了承ください。