バリアフリーからユニバーサルデザインへ、ノーマライゼーションからインクルージョンへ、障がい者を取り巻く状況は大きく変化してきました。私たちは障がいのある人もない人も、もともと社会全体の中でそれぞれが尊い存在であり、障がいは特別なものではなく一つの個性であると捉えるようにしています。障がいのある人もない人も、共に生きる共生社会の実現を目指すことは、今を生きる私たちに課せられた責務であると考えています。今回,創作に関わる者同士として、障がいのある人とない人の作品を、並列に、ボーダレスに、展示する展覧会を企画しました。障がいのある人はない人から、ない人はある人から学ぶことは多いと思います。この展覧会では、障がいのある人とない人の作品を、交互に展示することにこだわりました。そのことによって共生社会の大切さを訴え、小さな一歩を踏み出したかったからです。
出品:NPO法人「天才アートKYOTO」所属作家、京都市立明徳小学校児童、京都精華大学の学生・教職員