日系ブラジル人二世の画家クボ・カルロス・イツオ氏が、日本人ブラジル移民110年を記念し、京都で『感謝の気持ち(Gratidao/Gratefulness)』を展示いたします。
幸せの原点を感謝の気持ちに見出したクボ氏。自身のルーツである日本と生まれ育ったブラジルの相反する側面を融合した作品は、彼のあらゆるものに対する「感謝の気持ち」を表現しています。
ブラジル・パラナ州ロンドリーナ市在住の日系ブラジル人二世の画家クボ・カルロス氏。
本年10月に、彼の心を表現する「感謝の気持ち」と「クボ・カルロスの千羽鶴」の作品シリーズの個展を京都佛立ミュージアムにて開催します。
日本人の両親を持ちながら自身のことを「典型的なブラジル人」と称するクボ・カルロス氏。
彼の作品は、彼自身のルーツにあたる日本と生まれ育ったブラジルの影響を強く受けて描かれています。
彼は自分の人生で、日本とブラジルという二つの相反する世界観が非常に重要だと語っています。芸術家として40年以上の歳月を経て、この二つの文化と彼自身が感じてきた真実が絵画に表現される時、彼の作品はこの世界で唯一普遍的な言語に変換され、芸術に国境は存在しないことを証明しているようでもあります。彼の作品に出会うとき、そこに東洋と西洋の境界線を見出すことはできず見事な調和を感じることができます。
数年の時間をかけて製作されてきたこれらの作品には、彼の日常で育まれた創作への情熱によって、すべての物と人とに対する感謝の気持ちが込められています。
2015年には秋篠宮両殿下に、そして2018年7月には眞子さまに絵画の拝謁の説明をするなどその作品は日伯の架け橋のような存在として評価が高い。
開館中は、クボ氏がギャラリーに滞在しご来館のみなさまをお迎えいたします。ブラジル移民110年記念展示『クボ・カルロス個展』、是非ご鑑賞ください。