MEDIA SHOP レクチャーシリーズ:〈民藝〉のレッスン vol.5  住まいを紡ぐ 大西麻貴 × 鞍田崇

ジャンル
  • 美術
  • その他
形 態
  • レクチャー
  • トーク
僕たちはどうこの時代を生きぬいていくのか、はたして民藝にそのためのヒントがひそんでいるのか、ひそんでいるとしたらそれはどういうものなのか。『〈民藝〉のレッスン』の編者・鞍田崇が関連ゲストとともに、民藝を手がかりに、いまこの時代だから確かめるべき暮らしの可能性を掘り下げていきます。


vol.5のテーマは、「住まう」ということ。 ゲストは、新進気鋭の建築家、大西麻貴さんです。自由な感性から、建築設計にとどまらず、様々なクリエイターとのアートインスタレーションなど、その活躍の場を広げるとともに、最近では、東日本大震災における建築家による復興支援ネットワーク「Archi+Aid(アーキエイド)」に参加し、地域社会との連携についても模索をすすめ、さらなる視野の広がりに期待が集まっています。

3・11の経験を持ち出すまでもなく、いま、従来の住まい方をおおきく見直すうごきがあります。こうした状況は、民藝運動の草創期と似ていると言えるかもしれません。当事、世界的なモダニズム台頭という機運を受けて、さまざまな住空間が考案されました。そんななかで、民藝は、個々の生活道具にフォーカスしただけではなく、生活空間全体を視野に入れ、なによりもまず、新しい住まい方の提案を試みるものでもありました。ストレートに。

今回は、民藝と建築の関係を糸口にしつつ、近年の生活意識の変化を見すえながら、いま求められている「住まう」とはどういうことか考えていきます。


[ゲスト・プロフィール ] 
大西麻貴 OHNISHI Maki
1983年愛知県生まれ。建築家。京都大学工学部建築学科卒業 (竹山聖研究室)。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了。2008年、同大学院博士課程在籍中に 「大西麻貴+百田有希/o+h」 設立。2011年より 横浜国立大学Y-GSA 設計助手。主な作品に、「千ケ滝の別荘」 (2006- ・個人住宅)、 「都市の中のけもの、屋根、山脈」 (2008・インスタレーション)、「地層のフォリー」 (2009・公園施設)、 「夢の中の洞窟」 (2009-10・インスタレーション)、「二重螺旋の家」 (2011・個人住宅)、ホンマタカシ展覧会「seeing itself」 (2011・会場デザイン) など。
Blog: http://oaharchi.exblog.jp/ 

[コーディネーター] 
鞍田崇 KURATA Takashi
1970 年生まれ。哲学者、総合地球環境学研究所特任准教授。暮らしの“ かたち” という視点から、現代社会における環境問題の思想的意味を検討している。最新作として、2012 年1 月末に『〈民藝〉のレッスン つたなさの技法』(編著)を刊行。

イベント情報

日時
2012年8月9日(木)
19:00-21:00
場所
[中京区]
MEDIA SHOP (京都・河原町三条)
京都市中京区河原町三条下る一筋目東入る大黒町44 VOXビル1F

料金
1,000円  *定員60名・要予約
URL
http://blogs.brash.jp/kyoto_life/archives/2051
チケット/申し込み
MEDIA SHOP 
TEL: 075-255-0783   MAIL: mediashop@media-shop.co.jp
主催
問合せ先
MEDIA SHOP 
TEL: 075-255-0783   MAIL: mediashop@media-shop.co.jp
※内容は変更になる場合があります。詳細は各イベント主催者にお問い合わせください。
※チケットや申込みが必要なものは、売り切れあるいは定員に達している場合があります。ご了承ください。