KUNSTARZT では、時吉あきなの個展を開催します。
時吉あきなは、スマホで撮影した画像の印刷物を用い、原寸大の立体作品を作成するアーティストです。
多くのアーティストが試みてきた手法かもしれません。しかし、彼女の作品は、
1.対象が単独するモノも含めた空間そのものであること。
2.例えば、犬の視点といった人間以外の視点の導入。
3.対象を撮影して作成した立体作品を、再び解体して平面化すること。
といった試みによって、見ることについての鋭い批評性を得ています。(KUNST ARZT 岡本光博)