京都写真美術館 ギャラリージャパネスクでは2階展示室「花」にて清永安雄 出版記念写真展 「戸隠の民具」を1月19日(金)~2月25日(日)まで開催いたします。
ひと昔前までは当たり前のように使われていた、身の回りのさまざまな生活用具。
民俗資料館には(あるいは田舎の農家の蔵の中などには)、
どこか見覚えのあるものから、どうやって使うのかわからないものまで、使われなくなったたくさんの民具が眠っています。
その素朴な美しさに魅了された作者が、長野県戸隠の民俗資料館の全面協力のもと、民具の形状と機能美をあますところなく写真に収めました。
農具、家具、衣類、食器、玩具、祭事の道具......。
それらは、かつての日本人の暮らしそのものです。
つまり、生活習慣から儀礼や行事まで、少しずつ失われつつある文化をも記録した貴重な資料でもあります。