越中正人(こしなか・まさひと/1979年・大阪生まれ)は、これまで写真をおもな表現媒体として、2000年の「Mio Photo Award 2000 優秀賞」受賞をキャリアのスタートに、2008年には『UBS Young Art Award for Asia』(G27 / チューリッヒ・スイス)を受賞、2009年に越後妻有アートトリエンナーレ(新潟)への出品、2013年にWROメディアアートビエンナーレ(ポーランド)などの国際展に参加するなど、これまでに多くの個展・グループ展での発表、アートフェアへの参加などにより、その活躍の場を広げています。また、近年では「BIWAKO BIENNALE 2012」(滋賀・2012年)での《Hidden present》や、「Anagolism」(C.A.P. / 神戸 / 2015年)での《hello...》などの映像作品、個展「from one pixel」(ポーラ美術館 / 神奈川 / 2015年)では、セザンヌへのオマージュとした映像インスタレーション作品を発表するなど、その表現方法は多様化・多層化しているといえます。