この度、ozasakyotoでは、キム・キヨン氏をゲストキュレーター/コーディネーターに迎えて、清州を拠点に活
躍する韓国のアーティスト「ソンブナム氏、イスンヒ氏、パクヨンハク氏」による日韓交流企画展「感覚の還元」を開催いたします。
キヨン氏とは、彼が京都市立芸術大学の博士課程を修了し、シェアスタジオASK(Atelier Share Kyoto)を制作の拠
点に構えた頃に知り合いました。 当時のASKには、20代~40代のアーティスト20名ほどが京友禅染の工場跡を共同のシェアスタジオとして使用していたと記憶しています。いつの頃だったか記憶は定かではありませんが、ASKでのキヨン氏との何気ない会話の中に、日韓の交流展の話が自然に出てきました。 その後、キヨン氏は京都での初個展を控える中で、釜山ビエンナーレの展示チーフという大役が舞い込み多忙を極めた為、間も無くASKを離れることになったのです。すっかり、日韓の交流展の話は影を潜めたように思っていましたが、昨年の釜山ビエンナーレに招かれたのを機会に、何気ない会話がそこから大きな実を結び、此度の展覧会を開催する運びに至りました。
この度、キヨン氏の地元である清州から『ソン・ブナム氏、イ・スンヒ氏、パク・ヨンハク氏」を京都にお迎えできることは大変嬉しく、展覧会開催にご尽力いただいた皆様には感謝申し上げます。 またこれを機会に日韓の交流の場が広がることを切に願っております。