GLOBAL ART TALK 007  参加型アートの系譜:クレア・ビショップ『人工地獄』を中心に

ジャンル
  • 美術
  • ダンス
  • 演劇
形 態
  • トーク
【GLOBAL ART TALK とは】
現代アートを取り巻く環境は、この数十年で飛躍的に複雑化し、そのなかでアーティストとしてグローバルに活躍する道を模索することは容易ではありません。世界各地で同時多発的に生産される芸術の概況を把握することは、もはや不可能といって良いでしょう。とりわけ、経済成長と近代化の進む近隣アジア諸国では、新しい美術館の創設やアートフェア、国際展の隆盛など発表の機会も拡大し、世界からこの地域に向けられた注目も高まっていますが、すでにアートを取り巻くインスティテューションとしては整備を終えた感もある日本では、むしろ制度化の再考、アーティストの社会的役割、グローバルなネットワーク構築などが改めて問われているといえるでしょう。
京都では、多くの芸術系大学から毎年新しいアーティストが輩出されていますが、日本の伝統文化の中心地でもある街から、このように複雑化した現代アートの世界と、今日、どのようなつながりを見出すことができるのでしょうか?
京都造形芸術大学とHAPS共催による「グローバル・アート・トーク」では、世界各地で活躍するアーティスト、キュレーター、コレクター、研究者、ギャラリストなどを招聘し、対話を積み重ねていくことで、世界を実感し、理解を深めていきたいと考えています(昨年度までのULTRA X HAPS TALKから改名しました)。
【参加型アートの系譜:クレア・ビショップ『人工地獄』を中心に】
クレア・ビショップは、現在ニューヨーク大学大学院センターの教授を務める美術史家で、近現代美術を専門としています。彼女は「敵対と関係性の美学」(2004)で大きな注目を集め、それ以降美術批評家としてもアートシーンに欠かせない存在となっています。そのビショップが5年の歳月を費やした『人工地獄:現代アートと観客の政治学』(2012年に原著、2016年に邦訳が出版)は、1990年代以降の「参加型アート」の動向を、20世紀の演劇やハプニング、政治運動に結びつけるという、独自の歴史観から書かれています。GLOBAL ART TALK 007では、日本でも話題となったこの『人工地獄』の翻訳者である大森俊克氏に、クレア・ビショップの多様な視点を紹介してもらいます。

イベント情報

日時
2017年6月6日(火)
19:00~20:30
場所
[左京区]
京都造形芸術大学智勇館1階
京都市左京区北白川瓜生山2-116

■ 叡山電車「茶山駅」より
徒歩約10分

■JR「京都駅」より
市バス5系統/岩倉行 「上終町京都造形芸大前」下車(所要時間約50分)
■地下鉄「北大路駅」(北大路駅バスターミナル)より
市バス204系統循環 銀閣寺方面「上終町京都造形芸大前」下車(所要時間約15分)(※地下鉄北大路駅へはJR京都駅より約15分)
■京阪「出町柳駅」より
市バス上終町3系統/上終町京都造形芸大前行 「上終町京都造形芸大前」下車(所要時間約15分)
■阪急「河原町駅」より
市バス5系統/岩倉行 「上終町京都造形芸大前」下車(所要時間約30分)
市バス上終町3系統/上終町京都造形芸大前行 「上終町京都造形芸大前」下車(所要時間約30分)
料金
無料
URL
http://www.kyoto-art.ac.jp/events/1589
チケット/申し込み
①氏名、②人数、③連絡先電話番号あるいはメールアドレス、④ご職業(学生の場合は大学名)を GLOBAL_ARTTALK@office.kyoto-art.ac.jp までお送りください。
主催
京都造形芸術大学大学院、東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)
問合せ先
GLOBAL_ARTTALK@office.kyoto-art.ac.jp 
※内容は変更になる場合があります。詳細は各イベント主催者にお問い合わせください。
※チケットや申込みが必要なものは、売り切れあるいは定員に達している場合があります。ご了承ください。