KUNST ARZT では、2度目となる松本さやかの個展を開催します。
松本さやかは、シャーマンが神と交信するかのように、ただひたすら彼女の心の中に存在する“生きた山”を表現するアーティストです。アニミズム感覚を呼び覚ましてくれます。
展覧会タイトル「2つの意識」は山を生き物として捉えるシャーマン的な意識と、あくまでも絵画/版画表現であるというアーティストとしての意識を意味します。彼女の扱う銅版画の銅板は、版であるだけではなく、古来神聖なものとして扱われてきた‘鏡’でもあるのかもしれません。(KUNST ARZT 岡本光博)