KUNST ARZT では、2017年の最初の展覧会として、荒川朋子の個展を昨年に引き続き開催します。
荒川朋子は、原始宗教の崇拝物をも彷彿させる、何か神がかったかのような不思議な造形を生み出し続けるアーティストです。
2016年8月に文化庁補助事業による滋賀県立陶芸の森アーティスト・イン・レジデンス・プログラムに参加し、初の作陶による表現を試みました。作品イメージは彼女の頭の中にあるため、素材が変わろうと、本質的な部分は何も変わりません。しかし、それらを改めて陶芸作品として鑑賞すると、陶芸家としては発想できない、誰も見たことのない、前人未踏の領域に踏み込んだ作品が生まれました。それらを3点から5点ほど加えた新作展になります。ご注目いただければ幸いです。(KUNSTARZT 岡本光博)