2016年度後期企画展 後藤靖香個展「必死のパッチ

ジャンル
  • 美術
形 態
  • 展覧会
2016年度後期企画展 後藤靖香個展「必死のパッチ」

会期:2016年12月16日(金)~2017年1月21日(土)
休館日:日曜日(※ただし12月18日は開館)、12月29日(木)~2017年1月4日(水)、9日(月)
開館時間:10:00~18:00
入館料:無料
会場:京都精華大学ギャラリーフロール
協力:TEZUKAYAMA GALLERY、NODA CONTEMPORARY
展覧会ポスター/フライヤーデザイン:前田悠樹(マエダユウキ)

【概要】
京都精華大学ギャラリーフロールでは、画家の後藤靖香による個展「必死のパッチ」"the patch of despair"を開催いたします。広島出身の後藤は、祖父や大叔父など親族の戦争体験に基づき、その過酷な時代を生き抜いた人々を大胆な構図とマンガ風の筆致で描いた作品で注目を集めました。近年では、造船所跡地や広島の原爆投下目標付近にあった小学校などを展示場所として、当時の人々の苦悩や葛藤、営みをテーマにした作品を手掛けています。

また、後藤の作品におけるもうひとつの特徴は、綿密なリサーチに制作時間のほとんどを費やす点にあります。当時の資料を集めるだけでなく、ときには描く対象の出身地に出向いて取材を行い、対象となる人物像が立ち上がるまで調査した上で、一気に筆を画面へと走らせます。記録と記憶を丹念に精査し、その人となりに迫ることで、過酷な時代にあっても人間臭く生きた人々のリアルな姿を表現しています。

本展では、祖父の軍服の徽章が京都の西陣織で作られていたことに着目した新作を発表するほか、《机上の空砲》《暗号模索》などの過去の代表作をギャラリーフロールの空間を活かして展示構成します。戦争という大きな歴史の流れの中で懸命に生きた人々の姿を描いた作品は、時代を超えて、いま私たちが生きていることとのつながりを感じさせてくれるはずです。

■関連プログラム※参加無料、ワークショップ以外は申し込み不要
【オープニングトーク&レセプション】
日時:12月16日(金)
18:00~ 後藤靖香ギャラリートーク(会場:京都精華大学ギャラリーフロール)
19:00~ レセプション(会場:京都精華大学ギャラリーフロール横のテラス)

【ワークショップ「調べると描きたくなる~自分の好きな事(もの)の100年前」】
日時:12月17日(土)13:00~16:00
講師:後藤靖香
会場:京都精華大学ギャラリーフロール
定員:10名 ※申し込み順
対象:小学4年生以上
参加費:無料
持参物:書道セット、筆記用具
申し込み:京都精華大学ギャラリーフロール Tel:075-702-5263

【展覧会企画者による作品解説】
日時:12月24日(土)、2017年1月14日(土)14:00~
会場:京都精華大学ギャラリーフロール

【トークイベント「戦争と物語」】
日時:2017年1月10日(火)18:00~19:30
登壇者:米粒写経(オフィス北野)×後藤靖香
会場:京都精華大学 本館3階 H-303

イベント情報

日時
2016年12月16日(金)~ 2017年1月21日(土)
10:00-18:00
日曜日(※ただし12月18日は開館)、12月29日(木)~2017年1月4日(水)、9日(月)
場所
[左京区]
京都精華大学ギャラリーフロール
京都市左京区岩倉木野町137

叡山電鉄鞍馬線「京都精華大前」下車、地下鉄烏丸線「国際会館」下車、3番出口よりスクールバス運行(無料)
料金
無料
URL
http://www.kyoto-seika.ac.jp/fleur/past/2016/1216patch/index.php
問合せ先
京都精華大学 ギャラリーフロール
〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137
TEL:075-702-5263 FAX:075-702-8819
E-mail:fleur@kyoto-seika.ac.jp
※内容は変更になる場合があります。詳細は各イベント主催者にお問い合わせください。
※チケットや申込みが必要なものは、売り切れあるいは定員に達している場合があります。ご了承ください。