みずからの分身であるFOPPISH GIRLを、まっしろな世界に放つCHIE。
ふわふわ漂う手こぎ舟のモビールに、いつか見てみたい理想の景色を重ねるjobin.。
今回の展示は、札幌を拠点に創作活動をおこなうふたりの作家が、
それぞれの手法によってひとつの空間を創造する実験的な試みです。
ふたりの表現方法はちがっても、作品をとおして“自分をみつめる”思いは一緒。
ギャラリーにそそぐ太陽の光が手こぎ舟に雲の影を落としたり、
ふわりと和紙をゆらす風にFOPPISH GIRLの足音がきこえたり……。
その一瞬だけそこに居あわせた偶然が響きあい、わたしたちの作品はどんな風景を見せてくれるでしょうか。
秋の京都を旅する作品が、みなさんと出会えることを願っています。