Gallery PARC Art Competition 2016 #02 寺脇 扶美 : 紫水晶からの手紙

ジャンル
  • 美術
  • その他
形 態
  • 展覧会
Gallery PARC[グランマーブル ギャラリー・パルク]では、2016年7月6日から8月14日にかけて「Gallery PARC Art Competition 2016」として3つの展覧会を連続開催いたします。本展は様々なクリエイション活動へのサポートの一環として、広く展覧会企画を公募 し、審査により採択された3名(組)のプランを実施するコンペティション「Gallery PARC Art Competition 2016」に応募された56 のプランから、平田剛志(京都国立近代美術館研究補佐員)、山本麻友美(京都芸術センタープログラムディレクター)の2名の審査員を 交えた厳正な審査を経て採択された湯川 洋康・中安 恵一、寺脇 扶美、嶋 春香の3組による展覧会を実施するものです。

その第二弾として、寺脇 扶美「紫水晶からの手紙」を開催します。

【展覧会について】

Gallery PARC Art Competition 2016 #02
紫水晶からの手紙
寺脇 扶美

 本展覧会は紫水晶をモチーフに、言葉にならないその声や対話をビジュアルで翻訳する試みです。紫水晶とは水晶の一種で、異方向に光を放つ六角柱状の美しい結晶です。また2月生まれ、私の誕生石でもあります。
 私は日常のなかで見つけた美しいものを写生してきました。モチーフを見つめ、向き合う時、彼らは言葉にはならない多くのことを語りかけてくれます。その声を可視化するかのように絵を描いてきました。写生画は、私とモチーフとの貴重な対話の結果です。しかしそれは、あくまでひとつの視点によるひとつの結果に過ぎません。では、私は何を見ていたのでしょうか。また私の視点からこぼれ落ちたものは何だったのでしょうか。そこに端を発し、見ることを考え、近年は自身の「見出す力」を探求するため、写生画をもとに視点の分解と構築を繰り返す絵画、crystalシリーズを制作しています。
 今回の展覧会では、そのような絵画展示を中心に構成し、歴史・神話・化学・精神世界など異なる分野からの紫水晶にまつわる視点も取り入れ、資料なども提示する予定です。様々なパースペクティブから捉えられた紫水晶が同時にそこに存在する。一つの物を見つめることで立ち現れる世界の広がりを見られる機会になればと考えています。
 紫水晶の言葉にならない声は、あなたに届くでしょうか。

イベント情報

日時
2016年7月19日(火)~ 2016年7月31日(日)
11:00-19:00
金曜日のみ20:00まで / 最終日のみ18:00まで
月曜日
場所
[中京区]
Gallery PARC
〒604-8082
京都市中京区三条通御幸町弁慶石町48 三条ありもとビル

阪急河原町駅・三条京阪駅より徒歩15分、地下鉄東西線京都市役所前駅より徒歩5分
三条通・御幸町通の交差点北西角[グランマーブル]店舗内2階
料金
無料
URL
http://www.galleryparc.com/exhibition/exhibition_2016/2016_7_19_terawaki.html
問合せ先
Tel・Fax:075-231-0706
Mail:info@galleryparc.com
※内容は変更になる場合があります。詳細は各イベント主催者にお問い合わせください。
※チケットや申込みが必要なものは、売り切れあるいは定員に達している場合があります。ご了承ください。