KUNST ARZTでは、上園田はる奈の初個展を開催します。
上園田はる奈は、まるで抽象絵画に時間を与えるかのように、“色”が広がり、混じりゆく動画を作り出すアーティストです。
作品は全て、透明のコップや水槽に透明な液体を満たし、色の付いたインクを流し込む、垂らすなどの行為によって生み出される“色”の動きをビデオカメラで記録したものです。
一見、シンプルに自然現象を捉えただけのようにも見えますが、透明な液体の粘度の調整、インクの量、種類、流し込む感覚など、作品を構成する多くのパラメーターを選択した上で生み出されています。ご注目頂ければ幸いです。(KUNST ARZT 岡本光博)