KUNSTARZT では、昨年に引き続き、宮崎遼の個展を開催します。
宮崎遼は、主に鉄を素材に、あえて“自然の形態”を表現するアーティストです。
「琳派FOREVER」展(2016)では、一見すると琳派どころか、ゴロリと“石”が置かれただけの展示でした。しかしその素材は鉄であり、かつ“超自然 / 人為的な自然の擬態”であり、いい意味でその異様さは際立っていました。アーティストとして生きていくことへの葛藤、社会的制約を、石の形態が様々な自然環境下において力が加わってきた証である事に重ね合わせて、“超自然”作品を制作表現しています。
ただの石ころなのか、ダイヤモンドの原石なのか、どうぞご自身の目でご覧下さい。(KUNSTARZT 岡本光博)