鬣恒太郎展 『Dear Big Brother』

ジャンル
  • 美術
形 態
  • 展覧会
京都芸術センターでは、15周年記念事業「KAC Art Festival バラエティボックス」の一環として、ギャラリーの外にも展示を拡充し、京都で活動する作家2名の展覧会を開催します。

京都を拠点に活動する鬣恒太郎(たてがみ・こうたろう)は、絵画作品を軸としながら、「Dance Fanfare Kyoto vol.03」(元立誠小学校、京都、2015)では踊るダンサーの身体を使って描く作品を発表するなど、他分野との協働にも取り組み、その制作の幅を広げています。
今回は、京都芸術センターの廊下や階段など、館内各所を利用し、過去作から新作までをインスタレーションとして提示します。


絵画による表現を追求する過程で、「『絵画』を突きつめるほど、身体化できなくなる」というジレンマに直面したという鬣は、日本において輸入された概念である「絵画」と、日本人である自身との隔たりを意識して制作を続けています。バナナやシャッター、ポスター、洗濯物など、身近な物質を画面の中で新たな形で捉え直すことで、絵画のコンテクストと自身の体験や身体性を重ね、両者の共通解を出現させようと試みます。

異なる文脈で発展してきたと知りながらも、憧れや崇拝の対象となってやまない「絵画」という存在は、作家にとって、ジョージ・オーウェルの小説『一九八四年』に登場する架空の支配者、「ビッグ・ブラザー」とも重なる大きな存在です。鬣は、そのような「絵画」と自身との距離、あるいは「ずれ」を肯定したうえで、実体の不確かなその存在に、描くことで迫ろうとしています。

鬣の描く、日常の残滓のような、どこか解放感のある画面は、普段目にしている風景や、京都芸術センターの建築物のディテールともリンクし、絵画の近さ、あるいは遠さについて私たちに考えさせてくれるのではないでしょうか。

会期:2016年2月7日 (日) - 3月6日 (日)10:00 ~ 22:00
会場:京都芸術センター 館内

鬣 恒太郎 (たてがみ こうたろう)
1981年兵庫県生まれ。2013年、京都造形芸術大学大学院芸術表現専攻総合造形領域修了。主な個展に『+×÷』(HOTEL ANTEROOM KYOTO Gallery 9.5、京都、2011)、『鬣くん、最近どんな絵を描いているの?』(Art Zone、京都、2014)、グループ展に『AT PAPER.”09”』(kara-s、京都、2013)、『KUAD graduates UNDER30 selected』(京都造形芸術大学ギャルリ・オーブ、2014)など。
2015年には『Dance Fanfare Kyoto vol.03』(元立誠小学校、京都、2015)にてダンサーとの協働作品を発表し、分野にとらわれず活動を展開している。

イベント情報

日時
2016年2月7日(日)~ 2016年3月6日(日)
10:00 ~ 22:00
場所
[中京区]
京都芸術センター 館内
〒604-8156
京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2

■電車  地下鉄「四条駅」・阪急京都線「烏丸駅」下車、22・24番出口より徒歩5分。
■市バス 「四条烏丸駅」下車、徒歩5分(3、5、201、203、207 系統など)
■車     駐車場はございません。公共交通機関をご利用ください。
■自転車・バイク  駐輪場は建物の北側にございます。 ご利用の際は、事務室で駐輪タグを受け取り、自転車・バイクに取り付けてください。
※タグのない車両は予告なく移動・施錠することがあります。また、長期間放置されている車両は撤去・廃棄する場合がありますのでご了承ください。
料金
無料
URL
http://www.kac.or.jp/events/17734/
主催
京都芸術センター
問合せ先
京都芸術センター
TEL:075-213-1000 / FAX:075-213-1004
E-mail:info@kac.or.jp
※内容は変更になる場合があります。詳細は各イベント主催者にお問い合わせください。
※チケットや申込みが必要なものは、売り切れあるいは定員に達している場合があります。ご了承ください。