ARTIST WORKSHOP @KCUA 成果発表展/ネリー・ソニエ Feather

ジャンル
  • 美術
形 態
  • 展覧会
京都市立芸術大学では、平成25年度より文化庁委託事業として「アーティストの招聘による多角的なワークショップなどを通じた新進芸術家育成事業」を実施してきました。今年度は、国外より2名と1組のアーティストを招聘し、3つのワークショップを開催しました。この度、その中の一つであるワークショップ「Feather」の成果発表展を京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAにて開催いたします。
本ワークショップでは、染織、漆、藁細工などの工芸作家と工芸的な要素を取り入れて制作する現代美術作家の6名を、公募により育成対象者として選出しました。ワークショップでは、2015年4月にネリー・ソニエ氏が来日し、羽根細工の基本技術、その歴史やこれまでの作品など学ぶ集中講義を開催しました。その後、育成対象者達は課題に取り組み、パリの講師とのメールでの講評やアドバイスを通して、10月に予定されていた中間発表にむけて作品を発展させました。ヴィラ九条山(※)の主催により尾道市立美術館にて10月に開催されたグループ展「オノミチ・ランデブー」にて、ネリー・ソニエ氏の作品と並んで、育成対象者の作品が発表されました。
最終成果発表となる京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAでの展示では、羽根細工による作品だけではなく、各育成対象者が専門とする表現による作品も展示されます。これは、本ワークショップ事業の目的が、ひとつの技術の習得を目指しているのではなく、工芸という分野で世界的に活躍している講師の制作に対する姿勢や考え方から広く学び、それらを自らの制作に活かすことを目的としているからです。本展では、ともにワークショップと講師との交流を共有した育成対象者の緩やかな繋がりと、そこで獲得した経験を各作家が咀嚼し自分の作品に昇華させた新鮮な作品をご覧いただくことができるでしょう。

招聘講師
ネリー・ソニエ(Nelly Saunier,フランス)
パリ在住。14才から羽根細工を始める。オリヴィエ・ド・セール学院(国立応用芸術工芸高等学院)卒業。これまでコラボレーションしたファッションデザイナーに、ジャン=ポール・ゴルティエ、ニナ・リッチのオリヴィエ・ティスケンス、ジバンシィのリカルド・ティッシ、ジャン・シャルル・ド・カステルバジャック、パコ・ラバンヌやジェローム・ドレフュス等がいる。2015年公開の映画「PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~」の衣装を手掛けたことでも話題になる。
http://www.nelly-saunier.com/
参加作家
安藤隆一郎 Ryuichiro Ando
石塚源太 Genta Ishizuka
河野愛 Ai Kawano
藤井桃子 Momoko Fujii
道廣明日香 Asuka Michihiro
むらたちひろ Chihiro Murata

イベント情報

日時
2015年1月16日(金)~ 2016年2月7日(日)
11:00〜19:00(最終入場18:30まで)
月曜日(1/11(月・祝)は開館、翌1/12(火)を休館)
場所
[中京区]
京都市立芸術大学ギャラリ—@KCUA
京都市中京区押油小路町238-1

地下鉄:「二条城前」駅(2番出口)
南東へ徒歩約3分
市バス:「堀川御池」バス停下車すぐ
料金
無料
URL
http://gallery.kcua.ac.jp/exhibitions/20160116_id=7610#ja
主催
文化庁、京都市立芸術大学
問合せ先
@KCUA TEL: 075-253-1509
※内容は変更になる場合があります。詳細は各イベント主催者にお問い合わせください。
※チケットや申込みが必要なものは、売り切れあるいは定員に達している場合があります。ご了承ください。