1993年大田(テジョン、韓国)、2005年愛知、2010年上海、2012年麗水(ヨス、韓国)、そして2016年アンタルヤ(トルコ)、2017年アスタナ(カザフスタン)、2020年ドバイ(アラブ首長国連邦)・・・。アジアの広域で次々と万博が行われる時代がやってきました。その様相には、1851年のロンドンで始まり、長く欧米諸国で開催されてきた万博博覧会の歴史にアジアが追いつき、単に引き継ごうとするのとはまったく異なる、世界史の新しい展開が映し出されているようです。遡って、今日への先鞭をつけたのは言うまでもなく、1970年大阪万博でした。
日文研の共同研究会「万博博覧会と人間の歴史―アジアを中心に」では、こうした状況に着目し、万博を「人間の歴史」を考える重要な糸口と位置づけて、その始まりから最新のケースまでを往還しつつ、多領域の研究者や現場の専門家が集まって議論を重ねてきました。本公開講演会は、その成果の一部を市民の皆さまと共有するため、日中両国から特別ゲストを迎えて開催します。
大阪万博に始まり、日本のみならずアジアにおける万博の歴史を牽引してこられた立役者、日本の堺屋太一氏。来年には世界で唯一の公式万博ミュージアムが上海にオープンするなど、「万博の国」として台頭する中国を、国際社会に対して代表してこられた吴建民氏。お二人の基調講演に続き、後半は研究会のメンバーが加わっての座談をお楽しみいただきます。
※本講演会は、日文研第48回国際研究集会「万博博覧会と人間の歴史」(2015年12月17日~20日)の一環として開催します。
<プログラム> 司会:佐野真由子(日文研准教授)
14:00 主催者挨拶 井上章一(日文研副所長)
14:10 基調講演1
堺屋太一
(作家、元国務大臣経済企画庁長官)
14:55 基調講演2
吴建民
(博覧会国際事務局名誉議長、元駐仏中国大使・中国外交学院院長)
15:45 休憩
16:00 座談
堺屋太一/吴建民
橋爪紳也(大阪府立大学教授、日文研客員教授)
江原規由(国際貿易投資研究所研究主幹、元上海万博日本政府館長)
17:00 終了予定