KUNST ARZT では、端地美鈴の2度目の個展を開催します。
端地美鈴は、“消しカス”を効果的に用いることによって、独特のコンセプチュアルな映像作品を生み出すアーティストです。
一見、ウィリアム・ケントリッジの「動くドローイング」を彷彿させますが、端地作品は定点ビデオ・カメラで記録したノーカットの動画の早送りという操作のみによって成立しています。そして何よりも、描いたモノを消す際に生み出される“消しカス”を捨てることなく、逆に“命あるもの、動きのあるもの”を描く素材として用います。
また黒く塗りつぶされた状態から“消しカス”を生み出すことと引き換えに、“消された部分”が光を表象することも作品世界に深みを与えています。陰陽思想をビジュアル面でもコンセプト面でも見事に視覚化しています。
本展では、「絵本」と「アニメ」の関係を考察します。ご注目ください。(Kunst Arzt 岡本光博)