お正月の公演以来、久しぶりの『桜の園』です。
アンダースローならではのぎゅっと詰まった空間で繰り広げる、
「地点」のアンサンブルの妙! じっくりお楽しみください。
「桜の園」と讃えられる美しい庭を持つ屋敷。
贅沢と浪費の末に借金の抵当に入った屋敷を取戻そうともがく女主人ラネーフスカヤは、しかし、商人ロパーヒンの別荘建築案に賛成できない。
山と積まれた窓枠は売り払われた屋敷の形見であり、ビジョンの残骸でもある。
古い価値観に縛られ置き去りにされる人間と、新しい制度の中でも決して充足を得ることのできない不安な存在としての人間を描いたチェーホフの遺作。
昨夏のアンダースロー版完成依頼、上演を重ねる度にバージョンアップしている、進歩著しい作品でもあります。
作:アントン・チェーホフ
翻訳:神西清
演出:三浦基
出演:安部聡子 石田大 小河原康二 窪田史恵 河野早紀 小林洋平
美術:杉山至+鴉屋
衣裳:堂本教子
照明:藤原康弘
音響:堂岡俊弘
舞台監督:大鹿展明
制作:小森あや 田嶋結菜
2015年
9月10日(木)20:00
9月11日(金)19:30 完売
9月12日(土)20:00
9月13日(日)20:00
上演時間:約85分