アラヤー・ラートチャムルーンスック展 『NIRANAM 無名のものたち』

ジャンル
  • 美術
形 態
  • 展覧会
タイ出身の国際的アーティスト、アラヤー・ラートチャムルーンスックによる、日本初個展

本展では、タイの古都チェンマイを拠点に国際的に活躍する映像・写真作家のアラヤー・ラートチャムルーンスックの新作を展示します。アラヤーは、2014年5月半ばから6月半ばにかけての約1カ月間、京都芸術センターと京都市立芸術大学の連携によるアーティスト・イン・レジデンス事業で京都に滞在し、この展覧会のための映像や写真を撮りためました。

チェンマイにある自宅で、15匹の犬と暮らすアラヤーは、「生きている命も死んでいる命も、同じ空間に存在する」と語り、生きている犬に加えて、すでにこの世を去って幽霊になっている犬も常に身近に感じながら生活しています。そんな日常生活の中で自然に培われた感覚が作品制作行為と一体をなしており、生と死、現実と夢、人間と動物などの境界線が曖昧であり、自分が今いる次元から離れることの意味を問いかけるような作品をつくってきました。

「自分が規定されてきた立場から消えて、身体も感情も移動させて、自分が別々のところに現れる技術」と彼女が呼ぶ技術は、前回の京都滞在でも十分に発揮され、京都芸術センターの植え込みに蚊帳で作った仮設小屋から、特別養護老人ホームや動物愛護センター、川沿いに住むホームレスの小屋などさまざまな場所を移動しながら、撮影とインタビューを重ねました。そのとき集められた京都に生きる動物や人間、そしてアラヤー自身のとりとめのない儚い記憶が、この展覧会で1年越しに作品となって、館内各所に現れます。

〔関連企画〕
ギャラリートーク
作品制作にかかわった人たちを迎え、作家本人とともに、作品について語り合います。
2015年5月22日(金)18:00~19:30
会場:京都芸術センターギャラリー南
進行:堀内奈穂子(アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]キュレーター)
定員:30名(事前申込不要・先着順)
料金:無料
※逐次通訳付

【プロフィール】
アラヤー・ラートチャムルーンスック(Araya Rasdjarmrearnsook)
チェンマイ在住の映像・写真作家。バンコクのシラパコーン大学グラフィックアーツ専攻修士課程修了。「ドクメンタ13」(2012)や「シドニー・ビエンナーレ」(2010)、『アジアの亡霊』(サンフランシスコアジア美術館、米国、2012)など、世界各地の芸術祭や企画展に出品、日本での展覧会は『風穴:もうひとつのコンセプチュアリズム、アジアから』(国立国際美術館、大阪、2011)、『熱々!東南アジアの現代美術』(横浜美術館、神奈川、2013)など。

イベント情報

日時
2015年5月18日(月)~ 2015年6月14日(日)
10:00~20:00
場所
[中京区]
京都芸術センター
京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2

地下鉄烏丸線「四条駅」、阪急京都線「烏丸駅」22・24番出口より徒歩5分。
料金
無料
URL
http://www.kac.or.jp/events/15792/
主催
京都芸術センター
問合せ先
京都芸術センター
TEL:075-213-1000
FAX:075-213-1004
※内容は変更になる場合があります。詳細は各イベント主催者にお問い合わせください。
※チケットや申込みが必要なものは、売り切れあるいは定員に達している場合があります。ご了承ください。