知らない都市 distant neighborhood
私たちが暮らす都市における空間・想像・リアリティの新たな拡張について、それぞれの表現活動を通して発信を続ける作家、伊藤存と中村裕太を紹介します。伊藤存は、刺繍や彫刻、アニメーションなどの手法を用いて日常の断片を自在に紡ぎだし、都市に潜む様々なレイヤーを浮かび上がらせます。中村裕太は、近代建築に多様に用いられたタイルという素材を見直し、当時の文脈を辿りながら現代に生きる作家自身の視点で解釈した作品を生みだしています。彼らの視線は、見慣れたはずの都市空間について見る者の感覚を静かに揺さぶり、私たちを「知らない都市」へといざないます。
※本展は、キュレーションを学ぶ京都精華大学の授業「現代アートプロジェクト演習4」の受講生の方が企画し、運営するものです。活動の様子、最新の情報はfacebookをご覧ください。