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Art Space 寄す処1.1周年記念チャリティーイベント【灰色から生まれる色彩 ~笑顔】
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Art Space 寄す処(よすが)代表を務める沼沢は、50歳を迎えた2013年3月末に26年間勤務した茨城県警察を早期退職して、Artist in Residenceを主とした芸術活動支援施設【Art Space 寄す処】を設立した。
転機は、2011年3月11日に発生した東日本大震災だった。海岸線を襲った津波で親戚が犠牲となり、休日を利用して被災地の避難所や遺体安置所を巡って行方不明になった親戚を捜しまわった。警察人生の大半を、殺人や強盗事件などを扱う強行犯係の刑事として勤務する中で、死者に触れることは多かったが、遺体安置所で目にした光景に、それまで経験したことない絶望と無力感に襲われた。そんな時、とある避難所で目にした光景、それは、モノトーンの瓦礫の中から真っ赤なゴム毬を拾ってきた女の子の笑顔と、それを見て笑顔になる大人たち。真っ赤なゴム毬は弾みながら笑顔の輪を広げていった。
それまでの刑事人生の中で、人の涙を乾かせても笑顔にすることが出来ないもどかしさに悩んでいた心は、その時に決まった。本当の笑顔をみんなに届ける仕事をしよう。そして昨年4月、ここ京都に転居し、9月14日にArt Space 寄す処を開設した。世界中に、たくさんの笑顔が訪れますようにとの願いを込めて。。。
震災から3年半、ここ京都に寄す処を設立して1年が過ぎた今、いつまでも初心を忘れず、人が笑顔になるため、みんなの寄す処になれるようこれからも前進していきたいと思う。そんな思いから、今回のチャリティーイベントを企画いたしました。