遡れば江戸時代の人相書きに始まる似顔絵捜査。目撃者の証言だけで犯人像を浮かび上がらせ犯人検挙に結び付ける。
言葉をビジュアル化することは、単に言葉の意味を理解して実体化するだけではない。
既に目の前にいない者を目撃者の説明だけを頼りに描写するのだから、目撃者の観察力と記憶力、そして説明力にかかってくる。しかし、一番大切なのは、聞き取る側が説明する側の気持ちを理解するところにある。いかに記憶を引き出せるかが重要なのである。
相手に波長を合わせ、心の言葉に耳を傾けること…それは人と人との心の対話であり、心のやり取りが基本となる。
眼から入る情報を写し取って実体化する作業(写生)は、子供のころから誰もが経験しているが、このワークショップでは、目撃者(役)から刑事(みなさん)が聞き取りを行って似顔絵を作成するもので、似顔絵捜査に携わっていた元刑事が体験エピソードを交えながら行われる。
開催日時:9/28(日)午後1時30分~ 約2時間
参加費:800円(珈琲、茶菓子付き)
参加者数:10名(要申込み)
お持ちいただくもの:えんぴつ 数本(軟らかめのもの)、消しゴム
※絵に色付けしたい方は色鉛筆または水彩画具
※用紙はこちらでご用意いたします。