一部では上方落語の真髄を披露し、二部は若旦那の真骨頂、落語とオペラを組み合わせた「おぺらくご」を春秋座特別バージョンでおおくりします。
落語会では、最初に桂米團治が、落語を初めて聴く方にもわかりやすく楽しんでいただけるよう「落語解説」をお伝えします。
続いて、米朝一門の桂米紫が『秘伝書』を、身振り手振りを交えながら、その極意を面白おかしく口演し、最後は、大晦日の長屋を舞台にした賑やかな噺『掛取り』を桂米團治が披露します。多くの噺家から様々なバリエーションで演じられるこの演目を、米團治流の設定で見事に2部へと繋げます。
「おぺらくご」とは?
そもそも落語もオペラも東西の文化は違えど、時代背景は同じ18世紀ごろ。
上方落語とオペラを合体させた「おぺらくご」は桂米團治が確立した新ジャンルです。
モーツァルトの生まれ変わりと自称する本人が、人気歌劇「フィガロの結婚」を見事に上方落語に転化させ、3時間の大作をわずか30分の落語にアレンジしました。
15人編成の京都フィルハーモニー室内合奏団の演奏と、2人のオペラ歌手のアリアが「おぺらくご」の世界をさらに盛り上げます。
落語ファン、オペラファンだけでなく、初めて見る人でも分かりやすい内容で大いに楽しんでいただけます。
※未就学児童のご入場はご遠慮下さい。
【チケット発売日】
友の会先行:7月1日(火) 10:00~/一般:7月2日(水) 10:00~