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> 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA 開館5 周年記念展アピチャッポン・ウィーラセタクン個展 -PHOTOPHOBIA-
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA 開館5 周年記念展アピチャッポン・ウィーラセタクン個展 -PHOTOPHOBIA-
ジャンル
美術
形 態
展覧会
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAでは、開館5周年を記念し、アピチャッポン・ウィーラセタクン氏による個展「PHOTOPHOBIA」を開催致します。本展は、日本未発表の新作を含む作品約40点が出展される、これまで国内で開催されたアピチャッポン氏の最大規模の個展となります。
本展「PHOTOPHOBIA」は、2013年10月にノルウェー・オスローのStenersen Museumで開催された同名の展覧会をベースに新作を追加し、弊廊の展示空間に合わせ再編したものです。展示作品は、1999年制作の「Windows」から、2014年制作の「Fireworks」までの映像作品を中心に、写真等の平面作品も数多く出展します。
アピチャッポン氏の作品の多くは、タイのイーサーン(東北地方)でつくられ、その地域に伝わる迷信、個人的な記憶、夢、無意識、森の記憶などを主題としています。
アピチャッポン氏は、「森の中にある光と記憶に強く惹かれる」、同時に「全てを記憶したいという欲望と、全てを記憶してしまうことに対する恐怖がある」と言います。羞明(しゅうめい)を意味する「PHOTOPHOBIA」は、アピチャッポン氏の「光」に対する「憧憬」と、それに伴う「恐怖」や「痛み」を表しているとも解釈できます。
アピチャッポン氏の作品には、初期から一貫して説明的なものは少なく、抒情的で瞑想的ともいえる映像表現が特徴で、不思議な夢のように論理的な理解を求めません。一方で、直接的に明示されることはないですが、タイ現代社会と密接な関係にあり、若者、移民、経済格差、政治などの社会問題を、緻密に計算された映像表現の中に観取できます。
そうした両義性が、作品に重層的な構造を与え、多くの人々を魅了しているのだといえます。
是非この機会に、多様なメディアを用いて表現されるアピチャッポン氏の作品世界を、ご高覧いただけますようお願い申し上げます。
イベント情報
日時
2014年6月14日(土)~ 2014年7月27日(日)
11:00〜19:00(最終入場18:45まで)
場所
[中京区]
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
〒604-0052 京都市中京区油小路通御池押油小路町238-1
地下鉄「二条城前」駅(2番出口)南東へ徒歩約3分
市バス「堀川御池」バス停下車すぐ
料金
無料
URL
http://www.kcua.ac.jp/gallery/exihibition
問合せ先
075-334-2204
※内容は変更になる場合があります。詳細は各イベント主催者にお問い合わせください。
※チケットや申込みが必要なものは、売り切れあるいは定員に達している場合があります。ご了承ください。
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