KUNST ARZT では、林彩子の個展を開催します。
林彩子は、既存の建造物に最小限に手を加えることで、場を変質させてしまうアーティストです。地元で伐採された竹を屋根の上部から庭を越えて塀まで繋げた「14°(2010)」、木組みでデザインされた天井に着目し、木を延長して床まで繋げた「かごのめ(2010)」、装飾的に組み込まれた窓の裏側から人工的な光を当てた「on/off(2012)」など、建築家の視点、建築構造の意味、また鑑賞者に変質させた場との新しい関係を提供します。ご注目頂ければ幸いです。(KUNSTARZT 岡本光博)