舞妓の美−花街を彩る匠の技−

ジャンル
  • 美術
形 態
  • 展覧会
  • ワークショップ
  • トーク
▼主旨

京の花街を彩る舞妓の姿。髷に花かんざしを飾り、絢爛豪華な着物にだらりの帯を締めたそのあでやかな佇まいは「人工美の極致」と讃えられ、常に人々の憧れの視線を集めてきました。この舞妓姿を完成させるまでには、頭の先から足元に至るまで、着物や帯をはじめ、かんざしや半襟・帯留などの装身具、履物など、多くの職人さんの技が結集されています。また、舞妓たちの日々のお勤めにも、髪結師や着付師などたくさんの人の手助けが必要です。本展ではこれら花街を支える「裏方さん」の仕事に焦点をあて、その高度な職人技の数々をご紹介いたします。


▼主要出品資料

舞妓の装身具の制作工程や、髪結い、着付けなどの工程をパネルで解説するとともに、実際に舞妓たちが使用している品々を展示します。
・花かんざし(金竹堂)
・舞妓髪結見本豆かつら(山中美容室)
・京丸うちわ(小丸屋住井)
・舞台小道具(小丸屋住井)
・花名刺(幾岡屋)
・つげ櫛(十三や)
・おこぼ、草履(ゝや)


▼イベント
※事前申込不要、入場料無料

・ワークショップ「着付師の仕事」
講師:高橋英次(芸舞妓専門着付師)
日時:5月5日 13:00-14:30
芸舞妓専門の着付師・高橋英次氏に、舞妓の衣装に関するお話と着付けの実演をして頂きます。実際に舞妓が着用している絢爛豪華な着物やだらりの帯など、普段目にすることのない貴重な品々にもご注目ください。

・ギャラリートーク「京団扇と舞台小道具」
講師:住井啓子(小丸屋住井十代目女将)
日時:5月10日 13:00-14:00
花街の夏の風物詩・京丸うちわや五花街のおどりの舞台小道具を制作する小丸屋住井の女将・住井啓子氏から、展示品の説明や花街との関わりについてお話しいただきます。

・ワークショップ「舞妓の髪型」
講師:山中惠美子(山中美容室)
日時:5月11日 13:00-14:30
芸舞妓の結髪をはじめ、葵祭や時代祭、伊勢神宮祭主のお支度のご奉仕をされている髪結師・山中惠美子氏に、 舞妓の髪型についての解説と髪結いの実演をして頂きます。たくさんの髪飾りで華やかに彩られた舞妓の髪型の、普段なかなか見られない髪結いの工程をご覧ください。

・オープントーク「舞妓の美」
日時:5月17日 14:00-15:00
宮川町の舞妓さんをゲストに迎え、花街衣装研究会のメンバーや京都造形芸術大学の学生とともに舞妓の化粧や花街の文化について考えます。

イベント情報

日時
2014年5月3日(土)~ 2014年5月25日(日)
平日 13:00〜20:00
土日祝 12:30〜20:00
場所
[中京区]
ARTZONE
〒604 8031 京都府京都市中京区 河原町三条下る一筋目東入る大黒町44 VOXビル1・2階

電車・地下鉄: 京阪電車「三条駅」から徒歩5分 阪急電鉄「河原町駅」から徒歩10分
バス: 3・5系統「河原町三条」から徒歩1分
※駐車場・駐輪場はございませんので、上記の公共交通機関などをご利用ください。
料金
無料
URL
http://artzone.jp
問合せ先
TEL. 075-212-9676 E-Mail: info@artzone.jp(ARTZONE)
TEL. 075-791-9296(京都造形芸術大学アートプロデュース学科)
※内容は変更になる場合があります。詳細は各イベント主催者にお問い合わせください。
※チケットや申込みが必要なものは、売り切れあるいは定員に達している場合があります。ご了承ください。