「フィルハーモニア・カルテット ベルリン」は、巨匠カラヤンとともにその豊饒な響きで世界一の名をほしいままにしてきた名門ベルリン・フィルの首席奏者たちによって1984年に結成されました。結成30周年を迎える2014年は、記念のワールド・ツアーを日本からスタート、その後アメリカ・ヨーロッパ主要都市での公演が予定されています。
4年ぶりとなる今回の京都公演では、2010年公演で“音響的にも構成や表現の上でも対等で内発的なアンサンブル力を発揮した”(関西音楽新聞/根岸一美氏)との高評を得たピアニスト笠原純子が彼らと再び競演、ブラームスの傑作「ピアノ五重奏曲」での絶妙のアンサンブルに期待が高まります。
20世紀を代表するヴァイオリニスト、ユーディ・メニューインをして「いつも聴いていたい美しさ」と言わしめた魔法の美しさ、新年の幕開けを飾るに相応しいステージとなりそうです。
【出演】
ダニエル・シュタープラーヴァ(Vn) ベルリン・フィル/第1コンサートマスター
クリスティアン・シュターデルマン(Vn) ベルリン・フィル/第2ヴァイオリン首席奏者
ナイトハルト・レーザ(Vla) ベルリン・フィル/ヴィオラ奏者(2011年まで首席奏者)
ディートマール・シュワールケ(Vc) ベルリン・フィル/チェロ奏者(「ベルリン・フィル12人のチェリスト」でも活躍)
笠原純子(Pf)
【曲目】
ハイドン:弦楽四重奏曲第67番 ニ長調 「ひばり」 op.64-5
ヴェルディ:弦楽四重奏曲 ホ短調
ブラームス:ピアノ五重奏曲 へ短調 op.34 (ピアノ:笠原純子)