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> 七ツ寺共同スタジオプロジェクト「クール・ガイア −ベケットの路地裏から−」
七ツ寺共同スタジオプロジェクト「クール・ガイア −ベケットの路地裏から−」
ジャンル
ダンス
演劇
形 態
公演
七ツ寺共同スタジオがあいちトリエンナーレ2013のテーマ「揺れる大地-われわれはどこに立っているのか」に呼応し、渡辺英司美術展「名称の庭」を開催、また期間中そのインスタレーション空間で3本の新作舞台を上演します。
震災以前から世界の前衛演劇は、私たちの現実を取り巻く不条理に至近距離から向き合ってきました。そのトップランナーとして今もなお各国で上演され続ける劇作家サミュエル・ベケットが挙げられます。彼が切り開いた「不条理演劇」という領域には第2次世界大戦という未曾有の事態を経験し、もはや神による救済を信じることの出来なくなった当時のヨーロッパ人の心象が色濃く反映されていると考えられます。なすことを失いただ待ち続ける男たち、地面に腰まで、あるいは首まで埋もれた女、自らの声しか聴かなくなった男・・。ベケットが書き表したこれらの人々は決して奇をてらったものではなく、リアルな造形だったのです。
このような造形はまた、現在の日本人の姿にもとてもよく馴染むように思われてなりません。一昨年の東日本大震災がもたらしたものは、町が瓦礫の山と化した事実に留まらず、連綿と築いてきた私たちの文明そのものの危機だと思われるからです。揺らいでいるのは正に「大地」であると共に、天空(=ウラノス)と契り、我々を産み文明をもたらした母なる「ガイア」でもあるのです。必要なのは、かつて在った町をただ再建するだけではなく、文明の有り様を問い直し、「クール・ガイア」とでも呼ぶべき新たな大地を創造することではないでしょうか。
今回の公演は、このような現状認識とベケットの戯曲に描かれた不条理世界を美術家と演出家・振付家が共有するところからスタートします。これまでも七ツ寺共同スタジオの企画事業では継続的に演劇やダンスと美術との新たな関係性を追求してきました。こうした作業を、前述のテーマに基づきさらに掘り下げます。美術家はベケットの不条理を顕在化したインスタレーション=大地をあつらえます。演出家や振付家はそのような大地に立ってなお、どのような立ち振る舞い=ムーブメントが可能なのかを探ります。
復活ではなく、創造を。これが「クール・ガイア」というタイトルにこめられた私たちの祈りなのです。
『Wonderful Days』(構成・演出:鈴村由紀)
『Krapp's Last Tape』(演出:田辺剛)
『ゴドーを待ちながら』(演出:寂光根隅的父)
イベント情報
日時
2013年12月12日(木)~ 2013年12月15日(日)
12日(木)19:00 Krapp's Last Tape+Wonderful Days
13日(金)19:00 Krapp's Last Tape+Wonderful Days★
14日(土)15:00 ゴドーを待ちながら★
15日(日)15:00 ゴドーを待ちながら
★は終演後アフタートークあり
場所
[左京区]
アトリエ劇研
〒606-0856
京都市左京区下鴨塚本町1
京都市営地下鉄でお越しの方へ
▼北大路駅から
バスターミナル(赤のりば)で市バス204,206番に乗り換えて 「下鴨東本町」停下車、バス停から「かまどや」がある方向(東)に歩いて、一筋目(コインPの角)を左方向(北)に曲がってすぐ。
▼松ヶ崎駅から
2番出口を出て、前の大通りを渡ってすぐに延びている2車線の道(松ヶ崎通)を出口を背にする方向(南)に歩く。
「ヤマザキストア」や「疎水」を超えて、しばらく住宅地の中を歩くと4車線の大通り(北大路通)にでるので、セブンイレブンの角を右(西)へ曲がって、一つ目の角を右(北)へ曲がってすぐ。徒歩でおよそ20分。
阪急京都線でお越しの方へ
▼烏丸駅から
京都市営地下鉄にお乗換えください
▼河原町駅から
市バス205番(北行き)に乗り換えて「洛北高校前」停下車、バス停から「吉野家」と「ケンタッキー」の間の道をバス停を背にする方向(東)へしばらく歩くと、京都中央信用金庫が左手に見えるので、その銀行を超えて一つ目の角を左方向(北)に曲がってすぐ。徒歩およそ10分
JR線でお越しの方へ
▼二条駅から
市バス206番(北行き)に乗り換えて「下鴨東本町」停下車、バス停から「かまどや」がある方向(東)に歩いて、一筋目(コインPの角)を左方向(北)に曲がってすぐ。
▼京都駅から
京都市営地下鉄に乗り換えるか、市バス205番(北行き)に乗り換えて「洛北高校前」停下車、バス停から「吉野家」と「ケンタッキー」の間の道をバス停を背にする方向(東)へしばらく歩くと、京都中央信用金庫が左手に見えるので、その銀行を超えて一つ目の角を左方向(北)に曲がってすぐ。徒歩およそ10分
京阪でお越しの方へ
▼出町柳駅から
京都バス※2岩倉・大原方面に乗り換えて「高野橋東詰」停下車、バス停から橋(高野橋)を渡って西に歩いて、セブンイレブンの前をさらに道なりに進み郵便局の先にある曲がり角を右方向(北)に曲がってすぐ。徒歩およそ10分。あるいは、市バス1,4番に乗り換えて「洛北高校前」停下車、バス停から「吉野家」と「ケンタッキー」の間の道をバス停を背にする方向(東)へしばらく歩くと、京都中央信用金庫が左手に見えるので、その銀行を超えて一つ目の角を左方向(北)に曲がってすぐ。徒歩およそ10分。
タクシーでお越しの方へ
「下鴨高木町交差点の一筋西にある、北向き一方通行の道を、北に上ってすぐのところです。」と運転手にお伝え下さい。
料金
「Krapp's Last Tape+Wonderful Days」
前売 一般2,200円/学生700円 当日 一般2,700円/学生1,200円
「ゴドーを待ちながら」
前売 一般2,500円/学生1,500円 当日 一般3,000円/学生2,000円
※学生は要学生証
URL
http://nanatsudera.org/cool-gaia/index.html
チケット/申し込み
メールにてご予約の際は、メール件名に「チケット予約」本文に
「お名前(フリガナ)、公演場所(名古屋・京都)、観劇日時、券種(一般もしくは学生)、枚数、電話番号」明記してください。
送信後、3日以内に返信がない場合はお手数ですが再度送信をお願いいたします。
各公演のチケットの予約フォーム受付は各公演日の前日で終了いたします。
当日券情報はTwitterでご案内致しますのでご確認ください。
それ以降のチケットのご予約はcool-gaia@nanatsudera.orgまでご連絡ください!
【メール予約】
メール件名に「チケット予約」
本文に「お名前(フリガナ)、公演場所(名古屋・京都)、観劇日時、券種(一般もしくは学生)、枚数、電話番号」明記してください。
主催
あいちトリエンナーレ
問合せ先
アトリエ劇研
地下鉄「松ヶ崎駅」2番出口 徒歩15分
京都市バス「下鴨東本町」よりすぐ
京都市左京区下鴨塚本町1
tel & fax / 075-791-1966
mail / info@gekken.net
HP /
http://gekken.net/atelier/
※内容は変更になる場合があります。詳細は各イベント主催者にお問い合わせください。
※チケットや申込みが必要なものは、売り切れあるいは定員に達している場合があります。ご了承ください。
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