KUNST ARZT では、茨木佐知子の個展を昨年に引き続き開催します。
茨木佐知子は、これまで一貫して、水中生物や水族館といった水に関する具体的な形象をなぞることよりも、長時間モチーフと向き合うことによって見えてくる/記憶に残る「色と光とだいたいの形」を抽出し、独特のフレーミングを加え、独自の油彩絵画を探究してきました。本展では、昨年、京都市美術館別館の壁を「水槽」にしてみせた大画面の作品を中心に、画廊空間そのものを表現要素として捉える構想です。ご注目頂ければ幸いです。(Kunst Arzt 岡本)