出展作家;厚地朋子、金光男、宮田雪乃、山下耕平、須賀悠介、青田真也
このたび、京都市立芸術大学ギャラリー @KCUA では「わたしたちは粒であると同時に波のよう」を開催致します。 本展は、京都を拠点とする若手美術作家の厚地朋子 • 金光男 • 宮田雪乃 • 山下耕平が発起人となり、愛知から青田真也、 東京から須賀悠介を招聘し企画されました。 多くの若手作家が互いに言葉を交わしながらコミュニティを形成しているにも関わらず、その作品や活動はあくま で「個人的なもの」と言えます。本展覧会の作家同士もまた、互いの作品に対する共感はどこまでも深く、しかし交 わす言葉はどこまでも平行線です。視覚による共感と言語による齟齬(もしくは視覚による齟齬と言語による共感) が生み出す状況を「不完全な状態」と仮定すると、本展覧会の内容もまた「不完全な状態」であると言えます。 この「不完全な状態」に対して積極的にエネルギーを注ぐことで、展覧会会場の中で、それぞれの作家の繰り広げ る世界が無数の共感と齟齬を生み出すと考えます。これら一連の作用を行きつ戻りつしながら作品を鑑賞していただ ければ幸いです。本展覧会にはインスタレーションも含め、平面作品 20 点、立体 15 点が出品予定です。 是非、ご高覧頂けますようお願い申しあげます。
企画:厚地朋子、金光男、宮田雪乃、山下耕平