リーディング「ピュラデス」

ジャンル
  • 演劇
形 態
  • 公演
パゾリーニの旅、いよいよ最終地へ…

劇作家・演出家の川村毅がニューヨークの古本屋で偶然手にした“パゾリーニ戯曲集”。
2003年、そこに収められた全6作品のうち『オルジァ』をリーディング公演として上演したことをキッカケに、その他の全5作品を日本で初翻訳、初上演に挑戦してきた川村毅のパゾリーニとの旅は、この京都での『ピュラデス』のリーディング公演でついに終着地へと辿りつきます。

なぜ恥と不確かさを恐れる?
あなたが呪われますように、〈理性〉よ、
そしてあらゆるあなたの神が、すべての神が呪われますように…

パゾリーニが、アイスキュロス作ギリシャ悲劇『オレステイア』をもとに、60-70年代にかけてのイタリアを映して描いた作品。1960年には『オレステイア』の上演用にイタリア語新訳も手掛けている。戯曲はまさにギリシャ悲劇のかたちで書かれており、母殺しで追放されたオレステスがアルゴスに戻ってくるところから始まる。

あらすじ

オレステスは、従兄弟のピュラデスに激励され、愛人と共に父王・アガネムノンを殺害した母・クリュタイメストラを殺害し、放浪の旅に出ていた。再び、アルゴスの地に戻ったオレステスは、姉・エレクトラと対面する。女神アテナはオレステスを許し、彼を使って民主的・リベラルな世界を実現しようとするが、ピュラデスは、理性の女神アテナを信奉しながらも、「非理性」の力をオレステスのように否定することができない。アルゴスの市民は裁判でピュラデスを追放し、ピュラデスはかつて復讐の女神・エリュニスでいまは慈しみの女神となったエウメニデスを探して山に入る…

イベント情報

日時
2013年6月22日(土)~ 2013年6月23日(日)
2013年6月22日(土) 19:00
      23日(日) 15:00
※受付開始・開場は開演の30分前です。
※未就学児童の入場はご遠慮ください。
※開演後は入場制限をさせていただく場合がございます。
※上演時間は約1時間を予定しています。
場所
[左京区]
京都芸術劇場 studio21
〒606-8271 京都市左京区北白川瓜生山2-116 京都造形芸術大学内

※地下鉄烏丸線「北大路駅」(北大路バスターミナル)より、市バス204系統「高野・銀閣寺」ゆき「上終町京都造形芸大前」下車すぐ
※京阪本線「三条駅」より、市バス5系統「岩倉」ゆき「上終町京都造形芸大前」下車すぐ
※阪急京都線「河原町駅」(四条河原町)より、市バス5系統「岩倉」ゆき または、
市バス3系統「百万遍・上終町京都造形芸大」ゆき「上終町京都造形芸大前」下車すぐ
※京阪電車「出町柳駅」から叡山電車に乗り換え、「茶山駅」下車 徒歩約10分
※駐車場なし・駐輪場あり(原付・バイクはご遠慮下さい)
料金
無料
URL
http://www.k-pac.org/performance/20130622.html
チケット/申し込み
※要予約 
http://www.k-pac.org/performance/20130503b.php
主催
京都造形芸術大学 舞台芸術研究センター
問合せ先
TEL: 075-791-9437
※内容は変更になる場合があります。詳細は各イベント主催者にお問い合わせください。
※チケットや申込みが必要なものは、売り切れあるいは定員に達している場合があります。ご了承ください。