ほんの少しだけ、隣にすわって。
たとえ辛くても、さよならを聞いて。
≪ストーリー≫
田舎町にあるスナックの二階にある、小さな仕立て屋。
部屋にはたった一人、店の主が大きな作業台に向かっていました。
隣の家の開いた窓からは、小さくワルツが聞こえてきます。
空色の大きな布地にハサミを入れようとした時
電話のベルが鳴り、一件の注文が入りました。
「あの人に似合うベストを一着、お願いしたいのですが。」
___________今回のお話は、ここからはじまります。
ソノノチとは…
2008年に京都で結成された社会人劇団。「その後(ソノノチ)に、誰かが幸せになるおはなしをつくる」というコンセプトのもと、フェミニンでファンタジックな世界観を、芸術系大学を卒業したメンバーが細部までこだわった美術・衣装・広報でかたちにするスタイルで、舞台とアートとデザインのこれからを模索し続ける集団。
これまで京都市内を中心とした5回の本公演の他に、KAIKAでの「gate#5」出品や、2011年京都舞台芸術協会演出家コンペ最終選考に選出された経歴もある。2012年11月には、初の3週間ロングラン公演を実施する。
公演ごとにそのストーリーに関連した手作りのグッズを制作・販売してきた物販部が2012年より「ソノノチノチ」として本格的に独立。継続的なアートフリーマーケットへの出品なども行っている。