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【※延期】 MEDIA SHOPレクチャーシリーズ 〈民藝〉のレッスン:番外編
ジャンル
伝統
形 態
レクチャー
※※本イベントは諸事情により延期となりました。
詳細は下記をご覧ください。※※
Figure and Ground
大きな物語が終わった時代、人々はどのようにつながり、どのようにそれを深め、これからの社会と暮らしの姿を切り開くことができるのか。MEDIA SHOPで昨年一年間にわたって行われたレクチャーシリーズ「〈民藝〉のレッスン」(コーディネーター:鞍田崇)は、そうした問いをたずさえて、思想としての〈民藝〉の可能性をさまざまな切り口で検討しました。
今回はその番外編として、プロダクトデザイナーの深澤直人さんをお招きし、「Figure and Ground(図と地)」というテーマでトークセッションを行います。
深澤さんは、個性的で人目を引く独創的な表現ではなく、「ふつう」の美しさを追求してこられました。「ふつう」は、目立つものではなく、たいていは意識にのぼることのないものですが、いつでも人々に共有され、深いところで人々をつないでいるものでもあります。見たり、聞いたり、意識されている対象を「図(Figure)」、そうした対象が見たり聞いたりされる環境を「地(Ground)」と呼んでよいのであれば、「ふつう」とは、図と地があたりまえのようにナチュラルに関わる状態をいうものでもあるでしょう。
そうした「ふつう」は現代社会の中でどのような意義をもつものなのでしょうか。深澤さんは、昨年の日本民藝館館長への就任を機に、「ふつう」をめぐる自身の思考を、さらに広く深く展開しようとされている模様。この間のご経験もうかがいながら、私たちの暮らしの中の「ふつう」、「Figure and Ground」のあり方について、みなさんといっしょに考えていきたいと思います。