TOP >
イベント > Cecilia R CORZO ’DELIRIO'
Cecilia R CORZO ’DELIRIO'
- ジャンル
-
- 形 態
-
セシリア・ラミレス・コルゾによる個展を開催いたします。
メキシコ出身の彼女は、今年から数年間日本に滞在して制作活動を行う予定です。
場所の意味性にとらわれることなく、空間を構成するインスタレーションや、
自身で撮影した写真を素材にしてのコラージュ作品を制作してきた彼女に、
今回は、つくるビル周辺を取材して新作を制作していただきました。
取材といっても、この辺りは住宅街。私たちの目にありふれた風景が
どんな作品になってくるのでしょうか。
・作家プロフィール
Cecilia R Corzo セシリア・ラミレス・コルゾ
メキシコ生まれ。ロンドン英国建築協会付属建築学校卒業の建築家。その後ロンドン・フィルム・アカデミーで監督と撮影技術の勉強。現在は日本でアートの研究をしている。先ごろロサンゼルスでデザインした家の建築を終えたばかり。近年の主な活動は、メキシコの他、アメリカ 、ヨーロッパ、アジアといった世界各地での展覧会の開催。2003年、イタリアのファブリカ(ベネトンのコミュニケーション・リサーチ・センター)のクリエイティブ・リサーチ・チームの一員として、北イタリアの国立公園でアート・コミッション・プロジェクトを行う。
・作品についてのコメント
DELIRIOという言葉は、畝から出るという意味を持つラテン語の「DE-LIRARE」からきており、本来農業に関係する用語ですが、現代では、意識障害という意味も持つようになりました。
この展覧会で展示しているのは、これに着想を得た「DELIRIO」な瞬間をテーマにした写真です。
瞬間、瞬刻、一瞬一瞬の短さというものは、人生は想像するどんな状態にもなりうることを気付かせてくれます。
私は「DELIRIO」を意識の喪失ではなく、もう一つの現実として、むしろクリアな精神状態だと見ています。
このプロジェクトにおいては、水を「 DELIRIO」な瞬間が生まれる源と想定しました。私は水を、絶え間なく流れる人生の源、絶え間なく流れる「DELIRIO」な瞬間の源だと考えます。
今回の作品は、京都五条界隈の、水に関係のある場所をコラージュ写真にして、そんな瞬間を表現しました。
The word DELIRIO comes from the Latin “DE-LIRARE” which means to step out of the furrow; a term derived from the agricultural field.
In modern times it has acquired the meaning of disturbance in the consciousness, amongst other definitions. With such an idea in mind, the photos for this exhibition have been thought of, as a moment of “DELIRIO”.
The instant, the second and the briefness in each moment, reminds us that life can be anything we can imagine.
I see “DELIRIO” not as a lose of consciousness but rather as a state of mind of complete clarity, perhaps in a parallel reality.
For this project, water is considered the main source for each of the moments of “DELIRIO”. I regard water as a source for the constant flow of life, thereof a constant flow of moment of “DELIRIO”.
These moments are photo collage of visits to various water related places around Gojo area in Kyoto City.
■トークイベント
ゲストに鞍田 崇さんをお迎えして、アーティストトークを開催します。
席に限りがございます。ご予約はcontact@tukuru.meまでおねがいいたします。
日時: 4月29日(月・祝)17:00~
入場料:500円