山中suplex は自主的に活動する共同スタジオ。
芸術家の集まりが、「シェアミーティング」を通して縦横のネットワークをつなぐハブとなり、美術館や商業ギャラリーだけではないオルタナティブなアートシーンを未来に育みたい。

滋賀県にある山中suplex (ヤマナカスープレックス) は、行政や商業ギャラリーなどに依存せず、アーティストたちによって完全自主運営されている共同スタジオです。2014年に誕生したこのスタジオは、主に作家個人の制作場所として活用しながら、ときにみんなで協働して外部での展覧会やワークショップの実施など活動の幅を広げてきました。
その後、次世代のことを考えるようになってきた私たちは、期間限定のスペースを大阪で運営したり、インドネシアのリサーチトリップの同行者を募ったり、はたまた若手キュレーターの育成企画を実施したりと、設立から11年目となった今では未来のアートシーンを見据えた数多くのプロジェクトを展開するようになりました。
実際に集まってみないと、味わえないその体験を、もう一度生み出したい
2024年3月にはインディペンデントで活動するアート関係者のネットワークを育む試みとして、「シェアミーティング」というイベントを開催しました。西は福岡、北は北海道から招聘した全8つのシェアスタジオやアートスペース、コミュニティ等と参加者が2日間に渡ってお互いの活動を紹介し合い、これまでの実績や問題を共有。結果、各々が持つノウハウをただ交換するだけでなく、互いの人間性が垣間見えるような深いコミュニケーションを交わすことができ、集まらないと絶対に味わえなかったであろう一体感が生まれました。
この手応えから、そのオルタナティブなネットワークをもっと広げるべく、2025年3月に「シェアミーティング2」の開催を決意しました。本年度は9団体を招く計画を進めていますが、資金不足から山中suplexでは初めてとなるクラウドファンディングに挑戦します。皆様からのご支援が直接的にアートシーン全体の発展につながります。どうか、あたたかいご支援のほどよろしくお願いいたします。
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シェアミーティング「一人で行くか早く辿り着くか遠くを目指すかみんな全滅するか」(2024年)
Photo: tomohiro yamatsuki