金沢 寿美 Kanazawa Sumi
1979年兵庫県生まれ。2005年京都精華大学大学院芸術研究科修士課程修了。東京都在住。
これまで日本と韓国の企画展やレジデンスプログラムで作品を多数発表。2013・2014年には北朝鮮に最も近い島で知られるペンニョン島に滞在し、実際の鉄条網を使ったプロジェクト作品を発表する。作品は「個と集団」をテーマに、その両者を行き来するようにして生まれる“間にある世界”を壮大なインスタレーションによって表現している。近年は新聞紙の一部を残して鉛筆で塗りつぶしたものをつなぎ合わせたインスタレーションに取り組む。
近年の主な展覧会に、「Erase and See」(2023、大和日英基金 大和ジャパンハウス/イギリス)、「地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング」(2022、森美術館/東京)、「新聞紙のドローイング」(2021、公益財団法人現代芸術振興財団/東京)、「Beyond The Sun」(2019、仁川アートプラットフォーム/韓国)、「消して、みる。」(2018、游工房アートスペース/東京)など。
ソー・ソウエン Soh Souen
1995年福岡県生まれ。2019年京都精華大学芸術学部造形学科洋画コース卒業。福岡県在住。
大学在学中から一貫して、自己を成り立たせる「身体」や「他者」、「記憶」への関心を軸に、絵画制作を探究している。2020年に桑園創よりソー・ソウエン(Soh Souen)に名義を変更した。近年の主な展覧会に、「Your Body is the Shoreline」(2023、√K Contemporary/東京)、「ソ―・ソウエン『絶えず壊れてきたし、壊れ続けている(壊れてはいない)』」(2023、rin art association/群馬) 「第17回福岡アジア美術館アーティストイン・レジデンスの成果展 2022 境界を縁どるー石、呼吸、埋立地」(2022、福岡アジア美術館 7階 アートカフェ/ロビー他/福岡)、「Let it sway, like a ripple of agitation. さざなみのように、ゆらいでみる。」(2022、HIRO OKAMOTO/東京)、「Artists’ Fair Kyoto」(2022、京都新聞社ビル/京都)、「ささやかな叫び A Modest Scream」(2020、The MASS/東京)など。