《KYOTO EXPERIMENT 2023》
人生を「仕事」に費やすなかで、「自分」はどう存在し得るか
彫刻、ヒップホップ、映像表現、心理学などから影響を受け、独自のダンス言語によってさまざまな潜在的社会慣習を打ち破る振付家、デイナ・ミシェル。新作にして日本初となるライブパフォーマンスは、誰しもが人生の大半を費やす「仕事」と個のアイデンティティ——ワーク・ライフ・バランスをテーマとする。膨大なタスクは本来の「自分」を追いやり、個は「仕事をする私」としてあらざるを得ない。では、人生のなかに「自分」はどれだけ存在するのだろうか?
2022年には城崎・京都で滞在制作を行い、多様な現場で仕事に従事する人々の姿、個々の信念や精神性がどのように構築されるのかを考察。そのプロセスを経て、自身の身体と「仕事」にまつわるオブジェクトを用い、即興的なパフォーマンスとして結実するダンス作品は、観客の目にいかに映るか。客席なし・出入り自由の空間で、3時間にわたり展開される身体表現の迫力を体感してほしい。
※ 12歳以下は保護者の同伴が必要。
🄫Carla Schleiffer