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> 京都講談・玉田玉秀斎の「京都がたり」第十回 講談『菅原道真天神記』
京都講談・玉田玉秀斎の「京都がたり」第十回 講談『菅原道真天神記』
ジャンル
形 態
2020年にスタートした玉田玉秀斎の「京都がたり」
これまで毎回京都をテーマにした新作講談をお楽しみいただいてきましたが、 記念すべき第十回は、改めて玉田家の原点に立ち返った企画です。
100年ぶりによみがえる、菅原道真の一代記――
【内容】
講談玉田家の源流は京都にあり。
その京都で京都講談を復活させようと、2020年、京都劇場の皆様とタッグを組んでスタートしたのが『京都がたり』。これは次世代に残す京都講談を創作して実演するプロジェクトです。
なぜ、伝統話芸と言われている講談なのに、『京都がたり』は創作なのか?
それは、玉田家の伝統が『物語を創作し、講釈すること』にあるからです。
初代・玉田玉秀斎たちが作り上げたのが『菅原天神記』『安倍晴明伝』などの神道講釈でした。『安倍晴明伝』は後の世に起こる『陰陽師』ブームの魁(さきがけ)となりました。
なぜ、初代・玉秀斎は他の講釈師が手掛けなかった神道講釈をしたのか。
その理由は、玉田家の源流をたどるとわかります。講談師の玉田家の源流は、幕末に活躍した神道講釈師・玉田永教にあるのです。
彼についてはまだ研究中ですが、京都を拠点に講釈をして全国を巡りました。そして遺した物語の一つが『菅家世系録』、つまり菅原道真公の物語でした。
時代が流れてもなお創作の伝統は続き、三代目・玉秀斎の創作は世界に影響を与えました。
彼が世に生みだしたのはヒーロー忍者の元祖『猿飛佐助』『霧隠才蔵』でした。その物語は多くの人々の心を掴み、映画・マンガ・アニメ・ゲームとなって、『NINJA』は全世界に広がりました。
常に新しい物語を世に放ってきた玉田家でしたが、三代目があの世に旅立たれた後、その名はいったん途絶えてしまいます。
しかし、物語は残りました。
2016年、97年ぶりに復活した玉田家には玉田家十八番といわれた『菅原天神記』『安倍晴明伝』『真田十勇士』などの物語が残されていたのです。
今回は『京都がたり』第10回を記念して、『菅原天神記』の復活公演をしたいと思います。
明治33年に先代・玉秀斎がまだ玉鱗と名乗っていた時代に書き残した『菅原天神記』。
そこには初代・玉秀斎が「多年苦心の上、著せられた」と記されています。
その本を元に、四代目・玉秀斎が新版『菅原道真天神記』に挑戦いたします。
どのようにして菅原家はできたのか?
道真公が生まれるときの状況は?
道真公の大活躍の模様、そして太宰府へ。
菅原道真、その人生の物語を時間いっぱい語れるだけ語らせていただきます。
(玉田玉秀斎)
【プロフィール】
玉田玉秀斎(たまだ ぎょくしゅうさい)
幕末の京都で活躍した神道講釈師・玉田永教の流れをくむ玉田家の四代目。
高校時代、スウェーデンに1年間留学。そこで日本文化に興味を持ち、帰国後、四代目・旭堂南陵に偶然出会い入門。講談の多言語化に取り組み、ブラジルでのポルトガル講談、ボストンやラスベガスでの英語講談など海外公演も。さらにジャズやアコーディオン等との音楽コラボ講談、ググる講談(即興講談)、地域の歴史に根差した町(地域)おこし講談、ホームレス経験者への取材をもとにしたビッグイシュー講談など、新作も多数創作。
イベント情報
日時
2023年9月22日(金)
14:00開演
※開場は開演の30分前
場所
京都劇場
京都市下京区烏丸通塩小路下ル京都駅ビル内
JR京都駅「中央改札口」より徒歩すぐ
料金
前売2,500円・当日3,000円(全席自由・税込)
※未就学児の入場はご遠慮願います。
URL
https://www.kyoto-gekijo.com
チケット/申し込み
【一般発売:8月1日(火) 】
・京都劇場オンラインチケット(要会員登録・登録無料)
https://www.kyoto-gekijo.com
・京都劇場 電話予約
TEL:075-341-2360(10:00~18:00 休館日除く)
※予約後郵便振替にてご入金いただきます。チケット代のほかチケット郵送代(370円)と振込手数料が必要です。
主催
京都劇場
問合せ先
TEL 075-341-2360(10:00~18:00 ※休館日除く)
※内容は変更になる場合があります。詳細は各イベント主催者にお問い合わせください。
※チケットや申込みが必要なものは、売り切れあるいは定員に達している場合があります。ご了承ください。
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