神奈川県を拠点に活動する、金子未弥によるオープンスタジオを行います。
金子はこれまで、「都市とは何か」という疑問を出発点に、都市空間でのリサーチや参加者とのワークショップ等を通じて、いまここにない都市の姿を描き出していく作品を発表してきました。
今年8月開催した同名の個展『未発見の小惑星観測所』においても、人の場所に関する記憶をモティーフにしています。ここでは、ギャラリーを訪れた鑑賞者が、電話で大切な場所や思い出のある場所を語り、その会話をもとに金子がドローイングを描くという公開制作が行われました。
今回、京都芸術センター制作室を「観測所」として公開し、参加者から提供される記憶を、観測データとして収集しながら描き出す様子をご覧いただきます。また過去に行ったワークショップで作成されたドローイングの展示のほか、当センタースタッフとのトークも行います。
人の心の中にある都市の記憶やイメージは多義的で、それが私的なものであればあるほど他者との共有が難しいものですが、発見された小惑星が名前を与えられるように、記憶もまた金子によって形を与えられます。その様子を是非会場でご覧ください。
[関連イベント①]クロストーク
会 場:京都芸術センター制作室1
日 時:2022年11月5日(土)16:00~17:00
料 金:無料(申込不要)
スピーカー:金子未弥、安河内宏法(京都芸術センタープログラムディレクター)
[関連イベント②]「未発見の小惑星観測所」inノーガホテル清水京都
オープンスタジオの関連イベントとして、別会場でも公開制作を開催します。
会 場:
ノーガホテル清水京都
会 期:2022年10月24日~11月21日
日 時:不定期(下記SNSにて都度ご確認ください)
料 金:無料(申込不要)
参加方法:電話
・京都芸術センターおよび上記会場にて掲示される電話番号に、参加者ご自身でお電話いただきます。
・電話は必ず繋がることを約束するものではありません。
・繋がらなくても作者からの折り返しはありません。
・完成作品は上記会場で公開されます。
・開催日時はアーティストのSNSにて随時告知されます。
下記よりご確認ください。
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