【KEX】メルツバウ、バラージ・パンディ、リシャール・ピナス with 志賀理江子『Bipolar』

ジャンル
  • 音楽
  • その他
形 態
  • 公演
ひたすらに歩き続け、止まることを知らない人がいた
私たちを抑圧するものは何か

舞台を横断する巨大スクリーンには、コンクリートの道の上をひたすらに歩く人の姿が映され、音が鳴り始める。人間社会と自然の関わり、死への想像から生を思考すること、東日本大震災後は、国や巨大資本が推進した「復興計画」で抑圧され続ける人間精神の狂いの内実を追い求め、制作を続ける写真家・志賀理江子の新作映像群。2019年に発表、展示した「ヒューマン・スプリング」のコンセプトを引き継ぎ、新たな撮影を重ねられたものだ。
本ビジュアルコンサートは、映像を手がける志賀、秋田昌美によるノイズ・プロジェクト「メルツバウ」、秋田との音楽アルバム「Cuts」にも参加するドラマーのバラージ・パンディ、そして 1970年代よりフランスのエクスペリメンタル・ロックを開拓し、現在も作家、ギタリストとして活動するリシャール・ピナスによる、初のコラボレーションとなる。
3者によって即興的に生み出されていく音の連なりに、リアルタイム編集でつくられる志賀の新作映像が混じり合っていく。劇場の大きな空間に響く音楽、巨大なスクリーンに照射される映像は、私たちが普段から耳の穴に機器をつっこんだまま聴いてきた音楽、手のひらのなかのスマホで観てきた映像とは、異なる体験を呼び込んでくれるだろう。⾝体スケールを超えて、事象を“浴びる”こと。それがまた次の、あるいは別の歩みにつながることを願って。

イベント情報

日時
2022年10月8日(土)~ 2022年10月9日(日)
10.8(土)19:00 
10.9(日)19:00 ♡

♡託児あり

上演時間:60分(予定)
開場は開演の30分前
小学生以下入場不可。作品の特性上、大音量の演出があります。
場所
[左京区]
京都芸術劇場 春秋座
京都市左京区北白川瓜生山2-116
京都芸術大学内

料金
前売:一般 3,500円
  ユース(25歳以下)・学生 3,000円
  高校生以下 1,000円
  ペア 6,500円

*当日券は+500円(高校生以下は同額) *自由席
URL
https://kyoto-ex.jp/shows/2022_merzbow_pandi_pinhas_shiga/
問合せ先
KYOTO EXPERIMENT 事務局
Tel:075-213-5839(11:00–19:00 日曜・祝日休[開催期間中は無休]) 
Fax:075-213-5849 
Mail:info@kyoto-ex.jp
※内容は変更になる場合があります。詳細は各イベント主催者にお問い合わせください。
※チケットや申込みが必要なものは、売り切れあるいは定員に達している場合があります。ご了承ください。