京都モダン建築祭実行委員会及び京都市では、京都に現存する魅力的なモダン建築を一斉公開するプロジェクト「京都モダン建築祭」を、今秋に初開催することを決定しましたので、お知らせします。
文化庁移転記念事業として、京都を舞台に、京都市と民間団体が連携した初めての建築の祭典を、ぜひお楽しみください。
【京都モダン建築祭について】
まちや人々の記憶を姿かたちで雄弁に語る歴史的建築。
明治以降、震災や戦災の被害が少なかった京都には、古建築や庭園だけではなく、近現代に誕生した数多くのモダン建築があります。
2021年に京都市京セラ美術館で開催された展覧会「モダン建築の京都」は、それらを広く紹介し、資料展示にとどまらない横断的な企画を通して、実物の建築に触れる豊かな体験の機会を提供しました。
京都のモダン建築に注目が集まっている今、その文化的価値に触れる気運を、まち全体に広げていきたい。
この秋、京都の建物とその営みが“生きた文化財”として受け継がれ、時代にふさわしい形で共に未来に進んでいけるよう、京都市と民間団体が連携した初めての建築の祭典を開催いたします。
建築史に衝撃を与えたあの傑作から、憧れの洋館、時代の空気を色濃く残す街場のお店まで、京都で守り継がれてきた「モダン建築」が、年に1度、一斉に扉を開きます。
中京・御所西・岡崎の市内3エリアを中心に、通常非公開のところを多く含む目標30の建築が日時限定で特別に公開されます。今年が初年度となる「京都モダン建築祭」は、建築を通じて京都の新たな魅力を発見する年1回の恒例イベントとなり、多彩な人々とまちをつなぐ風物詩になることを目指しています。