KUNST ARZT では、2年ぶり2度目となる岩坂佑史の個展を開催します。
岩坂佑史は、「生きている」ことをストイックに視覚化してきたアーティストです。
本展では、小休止をはさみながらも6年間継続している、アーティスト自身の尿を
和紙に塗り重ねていく「message」シリーズに絞った展示構想です。
衛生上の問題を不問にする、オリジナルの額に完全封印された“絵画”群は、
ミニマルな静けさと狂気が表裏一体となり、独特の美を生み出しています。
消毒を繰り返すことがデフォルトとなった昨今、『杉林で立ち小便したとき社会から逸脱し、自然と一体になったような感覚(*)』が味わえる貴重な空間かもしれません。*アーティストのメモより
(KUNST ARZT 岡本光博)