KUNST ARZTでは、2年ぶり4度目となる清水紗希の個展を開催します。
清水紗希は、針金で街並みを描くように形作るアーティストです。
鑑賞者の視点によっては、照明で銀色に輝くこともあれば、街の影だけが見えることもあります。それら無人の街並みが見せる陰陽の様は、シンプルな表現だからこそ、淡々と流れる日々の無常観や、そこに住んでいるであろう人々を想像させます。
また、ライフワーク的に2016年から開始したA4サイズの区画の「街」が100枚を超える一方で、絵と針金を組み合わせるなどの展開も行なってきました。
本展では、立体展開に挑戦した新作もご覧いただけます。彼女の脳内タウンを散策しに来てください。
(KUNST ARZT 岡本光博)