Gallery G-77では、西山功一展「曖昧さ」を開催します。
本展覧会では、西山功一氏による新作を展示致します。
この展示は、西山氏が会場となる土地を何度も訪れ、丁寧な眼差しで時間や空間を見つめることで形作られていきました。また、本展覧会は京都国際写真展KYOTOGRAPHIEのサテライトプログラムKG+2020に参加しております。是非ご高覧を賜りますよう、謹んでご案内申し上げます。
皆様のお越しを心からお待ち申し上げております。
作家コメント
曖昧さ
都市や生活の空間は合理性と秩序を求めて造られている。しかし窓やファサード、建築物の間などの内部と外部が出会う場所は、秩序から少し離れたグラデーションを持った緩衝地帯といえる。
今回の制作は、そのような人の意図を超えた曖昧な領域の「光」や「植物」の存在から始まった。
開催場所のGallery G-77は、グリット構造の京都の街中にある。その周辺には、時の洗礼 を感じさせるテクスチャーと、日本中のどこででも見れるテクスチャーが混在している。 そしてグリッドの中には、歯が抜けたように空き地が点在している。
本展示ではギャラリー周辺の街の構造と展示する写真の中の構造を連続性を持たせ空間を構成し、ここだけにしかない場を作り出す。 それは限られた時に限られた場所で行われる「展覧会」のあり方について、もう一度考える試みでもある。