KUNST ARZT では、大野咲樹の初個展を開催します。
大野咲樹は、平面作品における立体感を考察するアーティストです。
「方眼紙」や「原稿用紙」といった既成の印刷物のイメージを複製、回転、再構成などの行為を通して平面性を強調した「297×420」(2019)と「800字」(2019)。。
破る、ねじるなどの行為を通して、皺や陰影の凹凸要素のあるカラーペーパーを撮影し、写真で表現することで平面に帰着させる「かたち1」(2019)や「かたち2」(2019)。
問うテーマは、過去の巨匠たちも追求してきた絵画史上の命題ですが、実験的に、軽やかに、さらりと形にする感覚、感性にご注目ください。(KUNST ARZT 岡本光博)